「2018年7月」の記事一覧

契約ガイド:建物登記簿

リビンマッチの不動産契約解説
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「リビンマッチ・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:建物登記簿」です。 マンションのような区分建物と通常の建物では、表題部の様式が違います。ここでは、通常の建物について説明します。建物登記簿の表題部について解説します。 表題部の記載内容 不動産番号は、不動産を特定するための番号で不動産1個ごとに付けられます。2段目の所在図番号の欄は、建物所在図の番号を表示します。現時点で建物所在図はほとんど作成されていないので、通常は、「余白」の表示がなされます。 その下に、所在・家屋番号・種類・構造・床面積などの欄があります。また、 附属建物を記録する欄が別に設けられています。   所在 土地の場合は「××○丁目」までですが、建物の場合は、地番までを所在として、「××○丁目○○番地○」とします。 |2筆以上の土地にまたがって建築されている場合は、建物1階部分の面積が もっとも多い土地の地番を最初に表示します。附属建物がある場合は、主である建物が建っている土地(附属建物がある場合)の地番を、最初 に表示します。   家屋番号 家屋番号は建物を特定するための番号であり、土地の地 […]

契約ガイド:土地登記簿の表題部

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「リビンマッチ・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:土地登記簿の表題部」です。 土地登記簿の表題部 土地登記簿の表題部は、大きくふたつにわかれます。ひとつは、「所在」 までの上の部分、もうひとつは、その下に続く、地番・地目・地積を表示する部分です。 登記簿の右上には不動産番号が記載されます。不動産番号は不動産を特定するための番号で、不動産1個ごとに付けられます。不動産番号の隣は「調製」の欄となります。「調整」の欄には、従前様式の登記簿をコンピュータ様式へ移記した年月日を記録します。最初からコンピュー タ様式で作成されているときは、「余白」と表示します。 一つ下、2段目の左部には「地図番号」を記載されます。該当の土地に関して「地図」 が整備されている場合、その地図の番号を記録します。地図の代表的なものとしては、国土調査による地籍図があります。 地図番号の右側は「筆界特定」の欄があります。その土地について筆界特定の申出がなされ、筆界が特定された場合に、その旨を記録します。 その下部には、所在・地番・地目・地積を記録する欄があり、地番には(1)、地目には(2)、地積には(3)の数字を付 […]

契約ガイド:登記簿の構成

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「リビンマッチ・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:登記簿の構成」です。 登記簿は、登記所に保管されている公簿とことをいいます。不動産の情報については。不動産登記簿謄本(登記事項証明書)にて確認することが可能です。今回は不動産取引に必須となる登記簿の構成についてご案内いたします。 表題部と権利部 登記簿は、大きく表題部と権利部に分かれます。最初に表題部があり、権利部がそれに続きます。 権利部はさらに甲区、乙区に分かれ、全体で3つの部分から構成されています。 表題部は、表示に関する登記を記録し、不動産の物的状況を示します。土地については、所在・地番・地目・地積等を、建物については、所在・家屋番号・種類・構造・床面積等を記録しています。 権利部は、権利に関する登記を記録し、権利の状況を示します。甲区には、所有権に関する事項、すなわち所有権保存登記、所有権移転登記およびその仮 登記、処分の制限等に関する登記等を記録します。こ区には、所有権以外の権 利、すなわち抵当権・根抵当権、地役権および賃借権等の設定・移転および抹消等の登記を記録します。 表示と権利に関する登記 表題部に行う登記を表 […]

契約ガイド:契約書のチェック

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「リビンマッチ・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:契約書のチェック」です。 契約書のチェック!注意点は 多くの人は契約書を作成する機会は少ないかもしれません。その代わりに、契約書を読む機会の多くは契約を結ぶとき、相手側が作成した契約書案を検討することがあるでしょう。 契約を結んだあとで問題が発生して、契約書を見直すこともありますが、その時点では契約内容を変更はできません。契約書のチェックは契約を締結したあとに問題の内容不足なく行っていくことが必要です。 契約書のチェックでもっとも重要なのは、逆説的ですが、 不足を見抜くこと、書かれていないことを読み取ることです。言い換えれば、記載すべき必要事項が抜けていないかを見抜くことです。概して相手方は、自分に都合の悪い事項を契約書から外そうとします。 そのためには、本文を1行ずつ細かく読むよりも、条文の見出しにざっと目を通して全体を把握します。そうすることにより、何が足りないかに気づくことができます。 用語の使い方を正しく把握 契約書は法的文書であり、契約書中の用語は法的に厳密に使われるべきです。ところが、実際には用語の使い方に無頓着なケ […]

契約ガイド:契約書の作り方

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契約書類

「リビンマッチ・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:契約書の作り方」です。 契約書の作成にあたり気を付けていただきたいので契約書は書式を整えればいいというものではないということです。市販の契約書式集に載っている書式を利用して、空欄となっている物件の表示、契約当事者、日時・金額などを埋めれば、いちおう契約書はできあがります。しかしそれは、契約書という「形」をつくっただけで、契約の真の目的を達成したわけではないということです。 つくった人間がその内容をしっかり理解していなければ、意味がわからないまま、契約書式にいわれた通りのことをしたにすぎません。真の目的は、間違いのない契約を結ぶことであり、契約書式の穴埋めをしただけでは、契約当事者の合意内容を的確に反映し、過不足なく、かつ正確な契約書ができるとは限りらないのです。 リビンマッチ:契約書の注意点 「契約書をつくれば、契約ができる」のではなく、「契約ができて、契約書をつくる」のです。契約書式に安易に頼ることは、本末転倒になりかねません。不動産の契約書式を提供する書籍には、多数の書式が載っています。ですが、内容がわからないまま契約書式を […]

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