《Mr.リビンマッチが解説する》契約ガイド:契約書

イメージ

「Mr.リビンマッチが解説するリビンマッチ(旧スマイスター)・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:契約書」です。

契約書について

契約というと契約書が必要であるというイメージがありますが、契約には書面
が必須であるというわけではありません。契約は、当事者が合意すれば成立し、契約書 契約の成立と契約書は必ずしも必要ありません。いわゆる「口約束でも契約」なのです。コンビニの商品の売買では、物と引換えに代金をその場で払うので、契約書をつくることはありません。一方、不動産の売買・賃貸借では、親族間の場合 等の例外はあるにせよ、契約書を作成するのが通常です。それは、不動産の売 買や賃貸借には、さまざまな複雑な要素があるからです。

契約書の必要性

不動産契約においての契約書の必要性を考える上で、中古住宅の売買を例にしましょう。売買契約を結んでも、 住んでいる住宅をすぐに引き渡すことはできません。買主にしても、高額な代金を即座に支払うことはできず、通常は、融資を受けるための時間が必要です。

契約締結から代金支払い・物件引渡しまでに時間があるので、その間に事情が変わって契約を実行できなくなったり、天災が発生して売買物件が壊れるかもしれません。起こり得るさまざまな問題に対応するには、とうてい口約束では済まず、書面で明確にしておく必要があります。売主と買主で理解がくい違った場合、どちらが正しいかは、契約書がなければ判断できないし、後日トラブルになったときは、裁判の証拠となります。

実際には、契約書の作成を通じて契約内容および起こり得る問題点を明確にし、文章に表すことによって双方の理解を一致させます。

通常の第三者間での不動産売買や賃貸借では、契約書に双方が署名押印することによって、はじめて契約が成立するという考えが一般的です。

契約書が必須の契約

契約は契約書がなくとも成立するものが多いです。しかしが、中には契約書を作成しなければ成立しないものもあります。たとえば、保証契約は書面でしなければ、契約自体が成立しません。また、事業用定期借地契約も、公正証書による契約書を作成しなければ、契約は成立しません。

契約書の形式

契約書の形式や体裁に制限はありません。用紙は何でもよく、書き方も自由です。タイトルも「契約書」 でなく、「合意書」や「覚書」であっても、契約書の効力を持ちます。
要は、当事者が契約内容に合意した事実を記載し、本人の署名または押印があれば、契約書としての要件を満たします。

契約書が複数のページからなる場合、ページを差し替えることが可能です。これを防止するためにホチキスでとめ、 連続する2枚のページにまたがるように印鑑を押して、契約書の一体性を確保します。これを、契印といいます。「契」には、「合わせる」という意味があり、契印 は、ページを合わせる印という意味です。契印は、契約書に押印した者がそれぞれ行います。

契約書のページ数が多い場合は、それぞれのページに各人が契印するのは点 雑なので、契約書を袋綴じにして製本テープで製本します。この製本テープル 契約書の最初または最後のページに契印します。

印紙について

契約書には印紙を貼りますが、これは印紙税法に定められた義務であり、印紙を貼らなくても、契約の効力自体には影響しません。