《Mr.リビンマッチが解説する》契約ガイド:契約書の作り方

契約書類

「Mr.リビンマッチが解説するリビンマッチ(旧スマイスター)・不動産契約解説サイト」今回は「契約ガイド:契約書の作り方」です。

契約書の作成にあたり気を付けていただきたいので契約書は書式を整えればいいというものではないということです。市販の契約書式集に載っている書式を利用して、空欄となっている物件の表示、契約当事者、日時・金額などを埋めれば、いちおう契約書はできあがります。しかしそれは、契約書という「形」をつくっただけで、契約の真の目的を達成したわけではないということです。

つくった人間がその内容をしっかり理解していなければ、意味がわからないまま、契約書式にいわれた通りのことをしたにすぎません。真の目的は、間違いのない契約を結ぶことであり、契約書式の穴埋めをしただけでは、契約当事者の合意内容を的確に反映し、過不足なく、かつ正確な契約書ができるとは限りらないのです。

リビンマッチ(旧スマイスター):契約書の注意点

「契約書をつくれば、契約ができる」のではなく、「契約ができて、契約書をつくる」のです。契約書式に安易に頼ることは、本末転倒になりかねません。不動産の契約書式を提供する書籍には、多数の書式が載っています。ですが、内容がわからないまま契約書式を利用しても、契約を理解したことにならなりません。大きな金額を扱う不動産契約となりますので、十分注意いただきたいものです。例えば、売買契約における売主の担保責任などの条項は、契約書に記載されることはあまりありません。その理由としては実際に担保責任が問題となることが少ないからです。しかしだからといって、契約の際にそれを理解することなく、無視してよいわけではありません。担保責任の問題を「知っていながら、契約書に載せない」 い」ことは、まったく違います。契約担当者は、まず、契約行為に関した上で、重要度を考慮して、契約書への記載を決める必要があるのです。言い換えれば、契約書に記載するものは、契約行為に起こりうる事柄の一部、いわば氷山の一角に過ぎないことを把握する必要ああります。契約という船を安全に運行するためには、契約書の水面下にある様々な危険性を十分に把握することが不可欠です。反面、契約書式に安直に頼ることは、水面の上に現れた氷山の一角だけを相手にするようなものです。

契約の書式は十分理解し、使いこなせるための知識と力量があり、はじめて意味をなします。契約書類に使われてしまっては、いけません。